企業情報

社長からのメッセージ


代表取締役社長
三田 聖二

当社は、1996年の創業以来、MVNO事業モデルの生みの親として、MVNO事業の確立を推進してまいりました。想定以上に時間はかかりましたが、2008年8月にはNTTドコモとの相互接続協定を締結し、2009年3月には当社が要望していた形での相互接続をようやく完了することができ、MVNO事業の基礎を確立するという念願をかなえることができました。
2009年3月期は、当社にとって「事業基盤を確立した1年」となりました。

人は生まれたときから

インターネットによって、家にいながらにして図書館に行ったかのように調べものができ、家にいながらにしてデパートに行ったかのように買い物ができるようになりました。この背景には、固定網、いわゆる電話線の開放があります。電話線の開放がなければインターネットがここまで普及することはなく、今日のような状況がもたらされることはなかったでしょう。しかし、皆様も、私自身も、いつも家にばかりいるわけではありません。私たちはみな移動します。英語ではへその緒のことをCord(線)といいますが、生まれて線を切られたその時から、私たちは無線動物なのです。次は、情報が家に運ばれてくるだけではなく、その中にいる私たち一人ひとりのところに届くこと、つまり、家から出ても、電車の中、車の運転中、出張や旅行先であっても、同じように利用できる時代を実現しなければなりません。

次世代インターネットの幕開け

電話線によるインターネット設備が備わった家やオフィスだけでなく、どこにいても、必要な時に必要な情報が必要な道具に届くこと、そのために使われるのが無線ネットワークです。その道具は、現在は携帯電話がほとんどですが、必ずしも携帯電話である必要はありません。会社にいる時には会社のパソコン、車を運転している時にはカーナビゲーションシステム、家でテレビを見ている時にはデジタルテレビに情報が運ばれてくるのです。私たちが情報のところまで移動するのではなく、私たちが置かれた状況における最適なネットワークからその時に使っている道具に情報が届くこと、これが次世代インターネットが描いている姿です。

そのためには、かつて固定網、いわゆる電話線を開放したように、携帯網である無線ネットワークの開放が必要です。当社とNTTドコモの相互接続は、世界で初めて携帯網の開放を実現したものです。

日本通信の使命

当社は創業以来、MVNOの使命は、「キャリアができない、あるいはやりにくいサービス」を実現し、提供することであると考え、実践してきました。お客様にとって最適なネットワークは、場所によっても、使いたい用途によっても異なります。お客様の視点に立ち、お客様のご要望に応じて、これらのネットワークを必要な時に必要に応じて提供する、これを実現するのが当社の基本戦略です。

固定網の開放はまず米国で始まったため、インターネットは米国で育ちました。そして、 Googleやヤフー、マイクロソフトなど、米国、特にシリコンバレーを拠点とする企業が急成長し、世界をインターネットという大きな波でのみ込んだのです。一方、携帯網の開放は、無線ネットワークの先進国である日本で始まりました。したがって、次世代インターネットは、日本が世界をリードしていく番です。

当社は、次世代インターネットのフロントランナーとなるため、日本発グローバルで進化していきます。今後、日本通信の一層の進化にご期待ください。