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社長メッセージ

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近年、世の中のあらゆるものがアナログからデジタルに変化しています。音楽やカメラ、電話やテレビ、書籍など、様々なものが、電気信号である0と1とに置き換えられデジタル情報化されたことで、通信網で運ぶことができるようになっています。今や音楽であればCDを買うよりも、ダウンロードして聞くことが主流になりつつあります。

デジタル化によって大きな発展をしているのがIoTです。IoTの仕組みについて少しご説明させていただくと、通信がつながるIoTデバイスからデータセンタにデータが集まり、膨大な情報量のビッグデータになります。このビッグデータを機械学習させることでAI(人口知能)が形成され、AIの判断によりIoTデバイス側に制御をかけていきます。

ビッグデータやAIは、クラウド上のデータセンタに置かれており、IoTデバイスと通信でつながる必要があります。デジタル情報であるビット(bit)が行き来するわけですが、日本通信はこの、ビットを運ぶ役割を担っています。

自動車や家電、農業や林業、漁業や医療など、どの分野においてもIoT化の風が吹いています。これは、当社のようなビットの運び屋は、どの業界とも関わりが出てくる、大きなチャンスの中にいることを意味しています。

モバイル通信業界は、歴史的な垂直統合型ビジネスのもと巨大産業化し、他業界の領域にも事業を広げようとしています。しかし当社は、「携帯事業者ができない、やりたくないサービスを提供する」ことをミッションに掲げ、各業界・産業の皆さまの黒子として情報(bit)を安全、安心に運ぶことにフォーカスしています。

当社は、世の中が変化するなら、既存の「価値」「仕組み」「常識」等を一度分解し、「Re-design(再設計)」するというスピリットを持っています。そして、MVNOという事業モデルをつくってきた当社にはベンチマークとなる会社がありません。最初に理想を描き、考え抜く、ロジックを考え、ゼロから積み上げていけば、必ず結果はついてくる、というのが私の信念です。

当時はまだ、IoTやMVNOという言葉がない時代より、IoTをMVNOが担っていくことを当社の創業まもない時期から描き続け、それはまた総務省が描いたビジョンでもあります。当社は2016年1月に公表した新事業戦略に基づき、パートナーとの連携強化、プラットフォームの構築、日本通信SIMの開発を推し進め、さらに日本を含む多くの国々に日本通信SIMをご提供できるよう、パートナーとの提携を進めてまいります。

前例のない取り組みですが、目指す姿の実現に向けて果敢にチャレンジし、まい進していく所存です。今後とも変わらぬご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

日本通信株式会社
代表取締役社長
福田尚久