ワイヤレス通信サービス「bモバイル」をオムロン株式会社に納入
No9-2003
2003年3月24日
日本通信、ワイヤレス通信サービス「bモバイル」を オムロン株式会社に納入
-プリントシール機「スタパラショット」で携帯電話への画像転送が可能に -
日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、ワイヤレスデータ通信サービス「bモバイル・データサービス」を、オムロン株式会社のプリントシール機「スタパラショット」向けに3月25日(火)より本格納入を開始します。
「スタパラショット」にPHSデータカードを内蔵させることで、
1)お客様が撮影した写真データをワイアレス通信でオムロンのデータサーバーにアップロードし、
2)お客様自身が携帯電話でサーバーにアクセスして画像を自由にダウンロードできるようになります。
プリントシール機は、アーケードゲーム機マーケットにおいて1つのゲームジャンルとして重要な位置付けにあり、シール機各社は新商品開発において熾烈な差別化競争を展開しています。従来の写真シール機では撮影画像をその場でプリントをするだけでしたが、オムロンの「スタパラショット」では携帯電話でダウンロードできるサービスを加えたことで他のプリントシール機と差別化しています。
プリントシール機は頻繁に設置場所が替わることが多く、写真データをインターネットを介してデータベースにアップロードする際に有線の回線をその都度引き直す手間は大変でした。今回、人口カバー率93%を誇る日本通信のワイヤレス通信「bモバイル」のPHSデータカードをシール機本体に内蔵させることにより、いつでもどこでもインターネットサーバーへのアップロード可能となりました。
また、「bモバイル・データサービス」の柔軟な料金カスタマイズにより、1日1機当り数十枚のアップロードという通信利用特性に合わせて、通信コストを大幅に削減しました。更に、NAT変換による指定グローバルIPサービスを利用しセキュリティーを向上させ、個人画像データのセキュアな取り扱いにも配慮しました。
日本通信は、日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を行ってきました。bモバイル・データサービスは、DDIポケットのPHS網を利用したパケット通信方式によるEnd
to Endのデータ通信専用サービスです。企業ユーザーはノートPCやPDAに接続されたデータ通信カードにより企業のイントラネット又はインターネットへのアクセスが可能となります。日本通信と顧客企業との接続には、専用線だけでなくVPNや広域LAN接続も用意しています。
また顧客企業のモバイルコンピューティング推進のサポートだけでなく、テレメトリングなどマシンやデバイスへの通信サービス提供にも力を入れており、今回のオムロン株式会社への納入もこの一環となります。
*bモバイルのPHSパケット通信サービスは、DDIポケットのパケット通信ネットワークを利用しています。理論値最高32kbps(下り)の通信を提供する電波を、電波状況や通信量により最大4波までを同時に利用するマルチリンク方式の通信方式と、独自のWebアクセラレーター/メールブースターを使用することで、100kbps超の体感速度(Usability)を実現しています。
【スタパラショット・画像転送サービスの仕組み】
「スタパラショット」について: http://www.omron.co.jp/columbus/syohin/suta/suta-top.html
オムロン株式会社 関連ニュースリリース: http://www.et-wakuwaku.com
【bモバイル・サービス・システム図】
【bモバイル・データカード】
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 15億円 |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
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*b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信株式会社の登録商標です。その他記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。