WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で
2013年6月14日
WiFi3出荷停止、本来あり得ない理由で
日本通信株式会社(以下、「当社」という)は、b-mobile4G WiFi3を本日発売としてご案内していましたが、SIMロックが掛かっていることが判明したため、出荷を停止しました。
当社は、携帯事業者のSIMロックに対して、これは利用者を不当に縛るものとして反対し、SIMロック解除を一貫して推進してきました。従って、当社がこれまでに発売している製品は、全てSIMロックフリーとなっており、お客様が端末は端末として、SIMはSIMとして好きなものを選んで使える世界をご提供してきています。
しかしながら、本日発売予定だったWiFi3には、当社の意に反し、ドコモのSIMロックが掛かっていることがメーカーから本日報告されました。各メーカーは、これまで携帯事業者向けに、携帯事業者の意向のもとSIMロックをかけてきていることから、当社のメーカーもその流れに則ってきた結果です。
当社はSIMロック解除推進こそが、利用者が携帯事業者に縛られない自由な世界に繋がると確信しています。現にSIMロック解除推進により新規参入としてMVNOは345事業者※1まで急拡大し、メーカーが携帯事業者に頼らずに製品をお客様に届けられる時代になっています。このような中、出荷停止は短期的には業績への影響は出る可能性がなくはないほどの決定ですが、その推進役である当社がSIMロックが掛かってしまっている製品を出荷することはできないのです。日本通信には理念を貫く使命があるからです。
※1 総務省によるMVNO調査 2012年12月■日本通信について
1996年5月24日、日本通信は新たなモバイルサービス事業のあり方を提示するため生まれました。それから13年の歳月を経て、2009年3月、NTTドコモとの相互接続により「MSO事業モデル」を完成させました。総務省の携帯市場のオープン政策のもと、メーカー、流通、ソフトウェア・デベロッパーの皆さまがキャリアに依存することなくビジネス展開ができるよう、パートナー企業の皆さまのビジネス形態に合わせて携帯通信を最適化しご提供しています。ネットワークを効率的に運用する当社独自の先端技術やリアルタイムの認証技術などによって、ユニークな通信サービスをつくりだしております。自社b-mobileブランド製品をお客さまに提供するMVNO事業、及びメーカーやインテグレータ他のパートナー企業に提供するMVNE事業を展開しています。
MSO=Mobile Service Operator ※文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
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