ショッピングモールや空港では、テナント間の公平性を担保するために数年おきに店舗をローテーションで移動することが求められます。有線回線を利用する場合はその度に回線移動の手続きが発生し、工事の手配のため一晩での移動スケジュールがシビアなものとなっていました。

移動できる回線ということでLTE回線のルータが置換え候補に挙がりましたが、そちらではセキュリティが課題となりました。ISDNでは、通信が必要となるタイミングで接続先にダイアルアップすることで、アクセス先を制限することが出来ていました。しかし、LTEルータでは常時接続でインターネットに晒されているため、個人情報を取扱う店舗のシステムを接続するのはためらわれました。

日本通信のモバイル専用線では、インターネットに接続するのではなくLTEルータからお客様のシステムセンターまでを閉域網にて接続します。そのため、外部からを攻撃受けたり、個人情報を外部へ流出させてしまったりする恐れがありません。

移動できる手軽さと、個人情報を送信するセキュリティを両立した通信を提供しています。