ISDN・PHSの置換え
水質監視ISDNの置換え
これまで、水質監視システムではバックアップ回線としてISDNが利用されてきました。しかし、1988年に登場したISDNは30年以上利用され、2024年を目処に廃止されます。ISDNの置き換え(ISDNマイグレーション)は解決しなければならない課題です。
課題・目的・
背景
- 有線の敷設に手間がかかる
- 万が一の場合のバックアップ通信は確保したい
- INS64のリプレースが必要
- ISDNの置き換えにコストをかけたくない
ご提案と導入の
メリット
- 有線のような回線敷設工事がなく容易に導入可能
- 専用の閉域モバイル網の構築により、セキュリティを担保
- 可用性の高い2SIMルータの利用
- 有線回線よりリーズナブルな通信料金
ソリューション構成例
近年、市町村合併により管理すべき施設のエリアは以前に比べて広くなる一方、職員の高齢化によりますます中央管理での遠隔地の管理システムの重要性は高まっています。その一方で、上水道施設は町中や山中に点在しており、場所によっては有線の敷設に時間と費用がかかる場合がしばしばあります。また、ISDNサービス終了によりサーバへのダイアルアップによる直接の通信ができなくなる状況となっており、新たに回線を検討する必要がありました。自治体の担当者が新しい通信サービスを探すなかで見つけたのが、日本通信のサービスでした。
日本通信の2SIMルータであれば、ドコモネットワークとソフトバンクネットワークの2回線で冗長化された携帯電話網を使用できるため、ダウンタイムを最小限に抑えつつ無線のネットワークを使用できます。2SIMルータは通信サービスの一部に含まれており、導入時の設定や運用中の問い合わせにもワンストップで対応できますので、通信に詳しくない方でもスムーズにマルチキャリアの携帯電話網での通信を採用できます。電話回線を使用した通信では、雷によるサージによりモデムのヒューズが飛ぶことがまれにありましたが、2SIMルータを使用することでそのようなトラブルもなくなります。
昨今のIoT機器の情報がインターネットに筒抜けになってしまう問題に対しては、ネットワークをインターネットに出ない閉域網とし、外部への情報の流出及び外部からの攻撃をシャットアウトしています。
コストについても有線回線では場所により価格が高くなるエリアがありましたが、そういったエリアでは当サービスへの変更で月額費用が半額近くになるケースもあります。
このソリューションに利用しているサービス
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