日本通信の128kbpsデータサービス「bモバイル」を導入して、 バクスターがモバイル・コンピューティングシステムを強化
No32
2002年1月31日
日本通信の128kbpsデータサービス「bモバイル」を導入して、 バクスターがモバイル・コンピューティングシステムを強化
日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、最高で128kbpsの通信速度(ベストエフォート) ※1 となるPHS方式のワイヤレスデータ通信サービス「bモバイル・データサービス」を、大手製薬・医療機器メーカーのバクスター株式会社(本社:東京都千代田区、社長:星川 恭治)に提供します。「bモバイル・データサービス」の導入によりバクスター株式会社は、モバイル・コンピューティング環境を強化し、顧客への一層のサービス向上と、全社レベルでの情報共有の徹底を図ります。
バクスター株式会社は、現在、更なる顧客満足度の向上と、将来の成長に向けた改革プロジェクト「e-Workスタイル」を強力に推進しており、SFA(Sales Force Automation)、CRM(Customer Relationship Management)、Work Flow(電子申請・承認システム)等の整備を通した情報技術の活用を、成功への重要な構成要素と位置付けています。 「e-Workスタイル」は、こうした無線ネットワークインフラや種々の基盤アプリケーションの整備により、いつでも、どこでも必要な事務処理やシステム利用ができることを可能にし、また、情報を全社レベルで共有することを促進して、より速く、より適確なサービスを顧客に提供していくことを目指すものです。
これまでバクスター株式会社は、社外からの電子メールやイントラネットへのアクセスを中心に、通信速度64kbps(ベストエフォート)のDDIポケット株式会社製PHSを使用して、モバイル・コンピューティングを積極的に活用してきましたが、この「e-Workスタイル」推進に伴い、日本通信が新たに提供する「bモバイル・データサービス」(PHS、通信速度128kbps :ベストエフォート)を導入することを決定しました。また、日本通信が提供している「社内のメールサーバーに届いたメールを、携帯電話から送受信できるSECURE Access For Notes(セキュアアクセス・フォー・ノーツ) ※2 」も併せて導入します。「bモバイル・データサービス」導入の理由として、バクスター株式会社は、以下の3点を挙げています。
- 128kbpsの通信速度でデータの大容量化に対応できること
- セキュリティの高いネットワークであること
- マルチキャリア対応であること
現在、両社は導入準備を進めており、2月中旬より660ユーザーID分のサービスを開始する予定です。
日本通信は、これまでの1000社を越える法人企業に対するビジネス携帯電話サービスの実績と、日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator = 仮想移動体通信事業者)としての柔軟なモバイルサービスが評価されたものと、意欲を新たにしています。
日本通信は2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で、DDIポケット株式会社のPHS網を利用したパケット通信方式によるEnd to Endのデータ通信専用サービスを法人向けに提供してきました。「bモバイル・データサービス」は、企業ユーザーにノートPCやPDAに接続されたデータ端末を介して企業のイントラネット又はインターネットへのアクセスを可能にさせるもので、通信スピードは、現在32kbps(ベストエフォート)でサービス中ですが、2002年3月26日からは128kbpsのサービス開始予定です。
※1 :128kbpsの通信速度(ベストエフォート)のサービスは2002年3月26日(火)から開始予定です。
※2 :インターネット接続携帯電話を利用して、社内イントラネットのNotes(ノーツ)サーバーにセキュアにアクセスできるサービスです。
■ bモバイル・データサービス・システム図
■ bモバイル・データカード写真
< bモバイルについて >
日本通信は、2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を行っています。「bモバイル・データサービス」は、DDIポケット株式会社のPHS網を利用したパケット通信方式によるEnd
to Endのデータ通信専用サービスです。企業ユーザーはノートPCやPDAに接続されたデータ端末を介して企業のイントラネット又はインターネットへのアクセスが可能となります。ネットワークには独自に「アクセラレーター機能」を搭載しています。これはbモバイル・プラットフォームに「アクセラレーター・サーバー」を追加することにより、Webベースのコンテンツを圧縮して受信可能にするというものです。ユーザーはこの機能を利用することにより、平均30%程度のコンテンツ圧縮が可能です。現状ベストエフォート32kbpsの通信スピードを、最大50kbps
* (50%アップ)相当で利用することが可能です。また、2002年3月26日に予定されている128kbpsサービス移行時には最大200kbps相当の通信スピードが見込まれます。
( * 当社調べによる)
バクスター株式会社(Baxter Limited) 会社概要 | |||
代表者 | 星川 恭治(代表取締役社長) | ||
資本金 | 39億3千万円(米国バクスター本社100%出資) | ||
設立 | 1969年3月27日 | ||
本社所在地 | 東京都千代田区六番町4 | ||
従業員数 | 約1,200名 | ||
事業内容 | 下記製品の輸入・製造・販売・アフターケア | ||
・ | 透析製品 | ||
・ | 血漿たん白製剤 | ||
・ | 血液成分採取・輸血療法関連製品 | ||
・ | 薬剤投与システム | ||
・ | 心臓血管系医療機器、医療用具(Edwards Lifesciences社製品を中心とする) |
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 47億5,197万円 |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
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*b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信株式会社の登録商標です。
*その他記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。