定額・使い放題のワイヤレス通信サービス「bモバイル」でNTT-MEの公衆無線LANを利用したインターネット接続サービスを提供
No3-2003
2003年2月25日
日本通信、定額・使い放題のワイヤレス通信サービス「bモバイル」で NTT-MEの公衆無線LANを利用したインターネット接続サービスを提供
- 4月中旬より開始する東海道新幹線のぞみ停車駅でのトライアルを利用可能 -
日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、定額・使い放題のワイヤレス通信「bモバイル・プリペイドサービス」のサービス強化の一環として、エヌ・ティ・ティ エムイー株式会社(以下NTT-ME、本社:東京都千代田区、社長:石川 宏)が東海旅客鉄道株式会社(以下JR東海)と共同で4月中旬より行う東海道新幹線のぞみ停車駅における公衆無線LANインターネット接続・トライアルをbモバイル・ユーザーが利用可能とします。
日本通信の「bモバイル・プリペイドサービス」は、「PHSパケット通信網を利用した、1年間/6ヶ月間インターネットつなぎ放題のワイヤレス通信料・インターネットアクセス料と、専用データカード」が一括となったサービスで、2001年12月より販売を開始しこれまでに15,000台以上の販売実績があります。
bモバイル・ユーザーの利便性を拡げるために、通信事業各社が提供するブロードバンド・ワイヤレス通信が可能な公衆無線LANサービスとのローミングサービスを推進しています。第一弾としては、NTT
コミュニケーションズが「ホットスポット」の名称で東京23区、横浜市、大阪市、札幌市、厚木市エリア約350箇所(2003年1月末現在)で提供する無線LANサービスとのローミングサービスを3月下旬より開始予定です。bモバイル・ユーザーは、「無線LANローミングサービス1日利用(24時間使い放題)につき、bモバイル・プリペイドサービス期間2日間分と相殺する」“ネットワーク等価交換方式”により面倒な手続きや追加の料金支払い無しで利用可能です。また、無線LANローミングサービスを利用する際のユーザー名・パスワードについてはbモバイル独自のものをそのまま認証に利用できます。更に、従来より定評のある簡単・快速コントロールツール「bアクセス」(新バージョン)により、bモバイル・ユーザーはPHS←→無線LANの切り替えや接続を、ストレス感じることなく行うことができます。
今回のNTT-MEとのローミングにより、bモバイル・ユーザーのワイヤレス・インターネットの利便性が更に高まります。
日本通信は、日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を行ってきました。bモバイル・データサービスは、DDIポケットのPHS網を利用したパケット通信方式によるEnd
to Endのデータ通信専用サービスです。企業ユーザーはノートPCやPDAに接続されたデータ通信カードにより企業のイントラネット又はインターネットへのアクセスが可能となります。日本通信と顧客企業との接続には、専用線だけでなくVPNや広域LAN接続も用意しています。
また、2001年12月からは「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人/法人向けに同様のネットワークを利用して「定額・使い放題」のインターネット接続サービスの提供を行っています。
日本通信は、NTT-ME,NTT-Comとのローミング提携を手始めに、各社の「公衆無線LANサービス」とのローミングを拡大していきます。また今後は、マルチキャリア指向で3Gなどのブロードバンド対応も加速させます。
*bモバイルのPHSパケット通信サービスは、DDIポケットのパケット通信ネットワークを利用しています。理論値最高32kbps(下り)の通信を提供する電波を、電波状況や通信量により最大4波までを同時に利用するマルチリンク方式の通信方式と、独自のWebアクセラレーター/メールブースターを使用することで、100kbps超の体感速度(Usability)を実現しています。
【bモバイル/NTT-ME無線LANローミング・サービス概要】
サービス開始
2003年4月中旬より
対象
下記のbモバイル・プリペイドサービスU100シリーズの既存及び新規ユーザー
・U100/U100-6M:「1年間/6ヶ月インターネットつなぎ放題のワイヤレス通信料・インターネットアクセス料と専用PCタイプPHSカード」のパッケージ
・U100C/U100C-6M:「1年間/6ヶ月インターネットつなぎ放題のワイヤレス通信料・インターネットアクセス料と専用CFタイプPHSカード」のパッケージ
*BMH10-Jユーザー(プリペイドサービス)の方も対象です。また、U-MAILシリーズ・ユーザーの方は対象外です。
利用方法
U100シリーズのユーザーは、追加の契約や手続きは必要ありません。bモバイルのユーザー名、パスワードをそのまま認証に使用可能です。
NTT-MEとJR東海のトライアルについて
NTT-MEはJR東海と共同で、2003年4月中旬より7月中旬までは無料提供し、それ以降、2004年3月末までは有料で提供する予定です。
無料提供期間は複数のISPによるローミングの運用面における技術検証を行い、有料提供期間は公衆無線LANインターネット接続の商用化に向けたマーケティングデータの取得や各ISPを通じて実施する課金・決済システムの技術面及び運用面の検証を行います。
なお、本トライアルの全アクセスポイントにおいて、Wi-Fi Allianceの規定する一定の品質・利便性・サービス性を満たしていることを示す国際標準ブランド、“Wi-Fi
ZONE” ロゴを掲示します。
(参考)NTT-ME、JR東海のニュースリリース
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2003/nws030224.htm
料金
bモバイル・ユーザーは、本トライアルの無料トライアル期間中(2003年4月中旬より7月中旬(予定))は、無料利用が可能です。
有料トライアル期間(2003年7月中旬より2004年3月末(予定))においても、「無線LANローミングサービス特定期間利用につき、適当なbモバイル・プリペイドサービス期間相殺する」“ネットワーク等価交換方式”により面倒な手続きや追加の料金支払い無しで利用可能予定です。
サービスエリア
NTT-MEとJR東海が提供する、以下のトライアル・エリア
JR東海道新幹線のぞみの停車駅(計6駅)
a.2003年4月中旬より提供予定の場所 | |
東京駅 | :14・15番線ホーム11号車付近待合室 :16・17番線ホーム11号車付近待合室 :18・19番線ホーム11号車付近待合室 :東海道新幹線 南乗換改札内「カフェ・リニ」前 |
新大阪駅 | :東海道新幹線 3階新幹線ホール内 |
b.2003年7月中旬より提供予定の場所 | |
新横浜駅 | :東海道新幹線 改札内待合室 |
名古屋駅 | :東海道新幹線 北口改札内待合室 :東海道新幹線 南口改札内待合室 |
京都駅 | :東海道新幹線 新幹線コンコース内 |
c.2003年秋より提供予定の場所 | |
品川駅 | :東海道新幹線改札内 待合室・ホーム等 |
必要なハードウエア
IEEE802.11b(Wi-Fi準拠)の無線LANカードと無線LANに対応したPC/PDA。
もしくは同無線LAN機能を内蔵したPC/PDA。
*bモバイル・プリペイドサービスのパッケージ同梱のデータカードはPHSパケット通信専用ですので「無線LANローミングサービス」には利用できません。
添付資料
【bモバイル・サービス・システム図】
【bモバイル・データカード(PHSパケット通信用)】
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PCカードタイプ | CFカードタイプ |
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 47億5,197万円 |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
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*b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信株式会社の登録商標です。