定額ワイヤレス通信「bモバイル・データサービス」を半導体検査・計測ソリューション大手のケーエルエー・テンコール社に納入
No12-2003
2003年4月18日
日本通信、定額ワイヤレス通信「bモバイル・データサービス」を 半導体検査・計測ソリューション大手のケーエルエー・テンコール社に納入
- 独自のステップ課金プラン※1が評価され、モバイル・コンピューティング推進に貢献 -
日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、セキュアな法人向けデータ通信サービス「bモバイル・データサービス」を、半導体検査・計測ソリューション大手のケーエルエー・テンコール株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:田原
元彦)に4月25日(金)より本格納入します。
ケーエルエー・テンコール社では、以前より営業や技術サービス部門などの約300名がPHS回線交換方式 / 従量制料金のモバイル通信サービスを利用していました。ところが、モバイル活用が進むほど通信費が膨らみ、また比較的長い時間の通信を行っている際は途中で切れてしまう等の回線交換方式特有のマイナス面も顕在化してきました。このような状況のもと、新たに登場したPHSパケット通信の定額サービスの検討を開始しましたが、詳細に利用状況を調べてみると、トータル通信コストは増大傾向にあるがユーザー個々の利用時間が大きくばらついていることが判明しました。つまり、単に定額使い放題の料金プランを導入するだけでは、月額で数万円も使っているヘビーユーザーについては大幅なコスト削減が実現する一方、利用が少ないライトユーザーはむしろ割高となることが分かりました。この状況を解決したのが、企業ユーザーの平均利用時間に応じて定額料金を適用する日本通信の新料金プラン「ステップ課金」※1でした。
年間売上高約16億ドル、半導体装置メーカーの世界ランク第4位のKLA-Tencor社の日本法人であるケーエルエー・テンコール社は、BCP(Business Continuity Plans)の観点から24時間・365日の営業・サービスサポート体制を目標に、全社的なIT化を推し進めています。災害などの緊急事態においてもビジネスを維持するためのコミュニケーション・ライフラインとしての役割も、bモバイルは担っています。
日本通信の「bモバイル・データサービス」導入の理由として、ケーエルエー・テンコールのIT部坂井課長は、以下の4点を挙げています。
1)通信 / 管理コストの大幅削減と定額化:
従来の回線交換方式のモバイル通信と比べると、日本通信独自のステップ課金方式により通信費が約半額となり大幅なコスト削減が実現できた。また、約300名のユーザーサポートを日本通信にアウトソーシングすることにより管理コストも削減。加えて、利用状況に応じて変動していた通信費用の定額化が図れ、予算化も可能となった。
2)通信速度の向上:
従来は32kbps / 64kbpsの回線交換方式であったが、パケット通信マルチリンク方式でベストエフォートで128kbps(下り)となり、全般的にスピードアップが図れた。
3)柔軟なカスタマイズ:
コンシューマー向けbモバイルサービスでも好評な、簡単アクセスツール「bアクセス」をケーエルエー・テンコールの利用環境に合わせてカスタマイズ。カスタマイズしたbアクセスを利用することにより、ユーザーは接続の際の面倒な操作が不要となりシングルサインオンで簡単にVPN接続が可能となった。
4)MVNOならではのカスタマーオリエンテッドなサポート:
導入までに約3ヶ月のテスト期間を設け、そのパフォーマンスを調べると共に様々なボトルネックを抽出した。外資系ならではのネットワークの事情やPC環境・設定などに対して、日本通信はその都度、操作性向上やレスポンス向上のためのカスタマイズ対応をしてくれた。これまでの通信キャリアの姿勢とは違った「オーダーメイド」の通信サービスを実感したが、今後も同じ姿勢でのサポートが期待できる。
日本通信は、日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を行ってきました。本サービスは、DDIポケットのPHS網を利用したパケット通信方式によるEnd to Endのデータ通信専用サービスです。企業ユーザーはノートPCやPDAに接続されたデータ通信カードにより、企業のイントラネット又はインターネットへのアクセスが可能となります。日本通信と顧客企業との接続には、専用線だけでなくVPNや広域LAN接続も可能です。また、国内のPHSパケット通信エリア外からアクセスできる全国リモートアクセスサービスや、全世界150カ国、22,800余りのアクセスポイントからアナログモデム・ISDN・無線LANカードなどを利用してアクセスできる海外リモートアクセスサービスも用意しています。また、2001年12月からは「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人/法人向けに同様のネットワークを利用して「定額・使い放題」のインターネット接続サービスの提供を行っています。
日本通信は日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、DDIポケットのPHSパケット通信網を利用して2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにデータ通信サービスの提供を、また2001年12月からは「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人向けに同様のネットワークを利用して「定額・使い放題」のインターネット接続サービスの提供を行っています。
bモバイル・ユーザーの利便性を更に拡げるために、通信事業各社が提供するブロードバンド・ワイヤレス通信が可能な公衆無線LANサービスとの「無線LANローミングサービス」をNTT
コミュニケーションズが全国で展開する「ホットスポット」を皮切りに推進しています。
※ 1ステップ課金プラン:企業のユーザー全員の利用時間を合算したトータル時間から求めた平均値に見合った定額料金を適用する日本通信独自の料金プラン。従来の定額制料金プランと異なり、企業のユーザー個々に利用頻度に差がある場合にも通信費用の無駄が省けます。
*b-mobileサービスは、DDIポケット株式会社のパケット通信ネットワークを利用しています。理論値最高32kbps(下り)の通信を提供する電波を、電波状況や通信量により最大4波までを同時に利用するマルチリンク方式の通信方式と、独自のWebアクセラレーター/メールブースターを使用することで、100kbps超の体感速度(Usability)を実現しています
添付資料
<bモバイル・データカード>CFカードタイプ
<bモバイル・データサービス・ネットワーク>
<専用アクセスツール・bアクセス for KLA Tencor>
ケーエルエー・テンコール株式会社 会社概要 | |||
代表者 | 田原 元彦(代表取締役社長) | ||
資本金 | 4億8,000万円 | ||
設立 | 1997年7月 | ||
事業内容 |
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URL | http://www.kla-tencor.co.jp/ |
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NASDAQ | KLAC |
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 15億円 |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
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*b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信株式会社の登録商標です。
*その他記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。