日本通信、定額ワイヤレス通信bモバイル・プリペイドサービスでb-mobile 384kネットワークを使用したサービス「b-384」公開トライアルを実施
No38-2003
2003年12月24日
日本通信、定額ワイヤレス通信bモバイル・プリペイドサービスで b-mobile 384kネットワークを使用したサービス「b-384」公開トライアルを実施
- bモバイル・ユーザー向け、2004年2月20日(金)まで -
日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、無線LANスポットとPHSパケット通信を活用した定額ワイヤレス通信「bモバイル・プリペイドサービス(以下、bモバイル)」で、「b-384」(ビー・サン・ハチ・ヨン)の公開トライアルをbモバイル・ユーザー向けに行います。「b-384」は、既に法人向けに有償で提供している増速ソリューションを個人向けにトライアルとして公開するものです。
トライアル期間は2003年12月24日(水)から2004年2月20日(金)です。
日本通信では、ワイヤレス・データ通信が抱える3つの基本課題(1)通信スピードが遅い、(2)料金が高い、(3)難しい、にいち早く取り組んできました。通信スピードをあげる増速ソリューションは、業界に先駆けて提供し始めてから2年以上を経ており、当初のサービスからは格段のパワーアップが図られています。
「b-384」は、法人向けに有償で提供しているベストエフォート384kbpsを目指した新世代の高速PHSデータ通信システム、「b-mobile 384kネットワーク」を一般ユーザ向けに構築し直したものです。従来型の画像データの圧縮では文字情報が多いニュースサイトの閲覧や業務アプリケーションへのアクセス時の増速効果を得ることができません。b-mobile
384kネットワークは、その課題に対して開発されたものです。
b-mobileデータセンターに設置してある「b-384サーバー」とクライアントPCにインストールする「b-384クライアント」とにより、従来型の画像データの圧縮に加え、TCP/IPプロトコルをワイヤレス通信用に最適化、HTMLデータのサーバーからクライアントへの送信順序の制御、データの圧縮・伸長などを行うことで、IPプロトコルレベルで実際の通信速度をあげています。
モバイル環境で利用頻度の高いニュースサイトやポータルサイトなどのWebサーフィンに極めて有効です。また、「b-384クライアント」のユーザーインターフェイスは簡単でわかりやすく、最適化のレベル「高速」「低速」をワンクリックで切り替えることが可能です。さらに、「オリジナル・イメージ」機能により通信速度を最優先して画像品質を低画質に設定している場合でも選択した画像だけをオリジナル品質に戻すことなども可能です。
今回は、日本通信の法人顧客から評価の高い「b-384」を、bモバイル・ユーザーに広くご試用いただき、ユーザーの声を聞きながらサービスを改良するためと、ネットワークおよび「b-384サーバー」の負荷テストを目的に、トライアルを行います。
日本通信の執行役員 福田尚久はユーザー・トライアルの実施にあたって「モバイル導入を検討している法人顧客から、PHSは業務アプリケーションの利用には遅く、3Gは料金が高すぎる。いつになったらモバイル導入ができるのか、といった質問をよくお聞きします。b-mobile 384kネットワークは、こういった法人顧客に対しての日本通信の今日時点でのお答えであり、法人向けに『定額PHS通信の料金で3G並みのスピード』を目指して提供している高速通信ネットワークです。物理的には128kbpsPHSパケット通信ネットワークですが、ベストエフォート384kbpsを目指しTCP/IPプロトコルを含めたネットワーク全体の最適化を行っています。しかし、法人顧客と一般個人ユーザーとではインターネットの使用用途が異なることもあり、一般ユーザーの声を是非ともお聞きしたい。」と話しています。
日本通信は日本初のMVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)として、DDIポケットのPHSパケット通信網を利用して2001年10月より「bモバイル・データサービス」の名称で法人向けにワイヤレス・データ通信サービスの提供を行っています。また2001年12月からは「bモバイル・プリペイドサービス」の名称で一般個人向けに同様のネットワークを利用して「定額・使い放題」のインターネット接続サービスも開始しました。
また、bモバイル・ユーザーの利便性を更に拡げるため、通信事業各社が提供するブロードバンド・ワイヤレス通信が可能な公衆無線LANサービスとの「無線LANスポットサービス」をNTTコミュニケーションズが全国で展開する「ホットスポット」を皮切りに、理経、JR東日本/日本テレコム、JR東海/NTT
ME、みあこネット、フリースポット、NTT-BP/無線LAN倶楽部と推進しており、年内には国内最大の3,000ヶ所*1を見込んでいます。
今後も、通信事業各社が提供するブロードバンド・ワイヤレス通信が可能な無線LANサービスとの「無線LANスポットサービス」を拡大していきます。また、海外やマルチキャリア指向で3Gなどのブロードバンド対応も視野に入れています。
<「b-384」公開トライアルについて>
期間 | 2003年12月24日(水)~2004年2月20日(金) |
対象ユーザー | U100C、U100、U50C、Bb’100-721、Bb’50-721 の新規・既存ユーザー 動作推奨環境は以下の通りです。 1.CPU:Pentium(もしくはPentium相当)以上 2.必要メモリー:64MB以上 3.必要HDD容量:10MB以上 4.OS:Windows98以降(WindowsNT 4.0除く)で最新のService Packを適用したもの 5.ブラウザ:IE5.5以降 |
方法 | 弊社ホームページから「b-384クライアント」ソフトウェアをダウンロード後、インストールしていただくだけでトライアルが可能です。 トライアル詳細については以下のURLを参照ください。 http://www.bmobile.ne.jp/personal/b384/index.html |
※1 2003年11月末現在では国内最大の2,264ヶ所。2003年12月末に3,000ヶ所以上を予定。
※ b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信(株)の登録商標です。「ホットスポット」はNTTコミュニケーションズ(株)の登録商標です。
【ワイヤレス・データ通信に対する日本通信のこれまでの取り組み】
ワイヤレス・データ通信には3つの基本課題(1)通信スピードが遅い、(2)料金が高い、(3)難しい があります。
日本通信では、これらの課題について以下の取り組みをしてきました。
(1)独自のWebアクセラレータ、メールブースターという増速ソリューションを提供し体感速度をアップしています。また、国内最大の3,000ヶ所以上※1でのブロードバンド利用が可能な無線LANスポットを利用できるようにしました
(2)「All in One」パッケージのプリペイド方式販売で余分なコストを省き、またブロードバンドユーザー向け7時から21時の時間限定Bb’-mobileシリーズなどを用意しました。さらに、コストパフォーマンスに優れた無線LAN/PHSサービスも提供してきました。
(3)契約不要の「All in One」プリペイドパッケージと、簡単でわかりやすい無線LAN/PHS統合コントロールツール「bアクセスWiFi※2」で、購入と同時にすぐにインターネット接続ができるようにしました。「bアクセスWiFi※2」は、無線LAN事業者ごとに異なるESS-ID、WEPキー、ユーザーID、パスワードなどの複雑な個別設定や個別の契約をすることなく、ワンクリックで無線LANとPHSを切替え、簡単にインターネットに接続することができます。
【日本通信の今後の取り組み】
モバイルのオピニオン・リーダーである約2万人の『U100シリーズ』のユーザーに実際に無線LANスポットを利用してもらい、一人でも多くの方に利便性の良さを体感して欲しいと考えPHS使い放題に加え無線LANスポットの使い放題を開始しました。今後は、海外も含めて更にスポットを拡大していきます。
※1 2003年11月末現在では国内最大の2,264ヶ所。2003年12月末に3,000ヶ所以上を予定。
※2 2003年WindowsXPのみ対応
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 15億円 |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
|
※b-mobile 及びb-mobile ロゴは日本通信(株)の登録商標です。文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
【添付資料】
■b-384の概略システム図
■b-384クライアントソフトウェア
状態インジケーター: b-384のONとOFFの状態を表示します。 緑→ON(有効) 赤→OFF(無効) ON/OFFボタン: 最適化レベル(速度): 詳細設定も可能です。 |