ナムザックのIP型携帯電話サービスをMVNEとして支援
2009年7月23日
日本通信、ナムザックのIP型携帯電話サービスをMVNEとして支援
日本通信株式会社(以下 「日本通信」という、本社:東京都品川区、社長:三田 聖二)は、株式会社ナムザック・ジャパン(以下 「ナムザック」という、本社:東京都千代田区、社長:福元 無外)がMVNOとしてIP型の携帯電話サービスを展開するにあたり、MVNEとして、NTTドコモのFOMA®ネットワークを利用したMVNO向けサービスを提供することとなりました。
日本通信は、MVNOからMVNEに戦略をシフトし、パートナーシップの拡大を強化しています。その実績としてさらに1社、ナムザックとのMVNE/MVNOパートナーシップを発表させていただきます。
日本通信は、NTTドコモから相互接続によりネットワークを調達し、サービス開発上の核となる関門交換機を保有する唯一の事業者です。2008年8月に3Gサービスの提供を開始以降、MVNOへの参入意向を持つ企業、またはモバイル・ネットワークを使用した製品やサービスの提供を検討している企業等から、多数のご相談をいただいています。日本通信ではこの流れを受け、自らが顧客に対してサービス提供を行うMVNOから、MVNOへの参入意向を持つ企業を支援するMVNEに戦略をシフトし、パートナー候補の企業と商談を進めています。
MVNO市場は、野村総合研究所によると、2015年には2兆円にまで拡大する見通しであると推計されており、地域MVNO、コンテンツMVNO、M2M(機器間通信)MVNOなど、様々なタイプのMVNOの登場が想定されています。しかしながら、携帯電話産業の閉鎖性やMVNO事業モデルに関する理解が不十分であること等から、MVNEが大きな役割を果たすと期待されています。日本通信はMVNOの先駆者として培った技術やノウハウ、モバイル・ネットワーク等の提供を通し、MVNEとして、多様なMVNOパートナーとともに、この可能性が極めて大きな市場の開拓を推進していきます。
近年、携帯電話事業者から卸役務によりネットワークを借り、携帯電話サービスを提供するMVNOが台頭してきていますが、未だ本格的なIP型の携帯電話サービスは実現していませんでした。ナムザックは、スマートフォン型携帯電話端末にソフトフォンのアプリケーションをインストールすることにより、データ通信回線上での音声通話を実現するIP型の携帯電話システムを商用化し、サービス提供する新しいタイプのMVNOです。
日本通信は創業以来、MVNOの使命は、「キャリアができない、あるいはやりにくいサービス」を実現し、提供することであると考え、実践してまいりました。これは、換言すれば、お客様にサービスで差別化し、付加価値を足すことです。今後、日本通信は、MVNEとしてモバイル・ネットワークを活用し、新たな価値の創造に取り組む様々な企業と協働で、MVNO市場の活性化と拡大に寄与してまいります。
※ MVNO (Mobile Virtual Network Operator)とは、移動体通信事業者(MNO: Mobile Network Operator)の提供する移動通信サービスを利用して、又はMNOと接続して移動通信サービスを提供する電気通信事業者であって、自ら無線通信設備を持たない電気通信事業者。
※ MVNE (Mobile Virtual Network Enabler)とは、MVNOとの契約に基づき、当該MVNOの事業の構築を支援する事業を営む企業。
※ 「FOMA」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
■日本通信について
社名: | 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424) |
代表者: | 三田聖二(代表取締役社長) |
資本金: | 2,917百万円(2009年6月30日現在) |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
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b-mobile、InfinityCare及び通信電池は日本通信株式会社の登録商標です。文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。