FOMARネットワークを利用した自動配車システム「GPS・AVMシステム 新視令Ⅴforパケット」を第一交通タクシーが導入
2009年12月25日
第一交通産業株式会社
モバイルクリエイト株式会社
日本通信株式会社
FOMA®ネットワークを利用した自動配車システム 「GPS・AVMシステム 新視令Ⅴforパケット」 を第一交通タクシーが導入
第一交通産業株式会社(本社:福岡県北九州市、社長:田中亮一郎)、モバイルクリエイト株式会社(本社:大分県大分市、社長:村井雄司)および日本通信株式会社(本社:東京都品川区、社長:三田聖二)は、タクシーの自動配車システムの開発・販売を手掛けるモバイルクリエイトが、タクシー無線のかわりにFOMA®ネットワークを利用したVoIPによる音声通話が利用できる自動配車システムを開発し、2009年11月より第一交通産業グループ和歌山地区の和歌山第一交通株式会社(和歌山県和歌山市)他3社に試験導入し、この度、本運用を開始しましたので、お知らせいたします。
第一交通産業グループは北海道から九州・沖縄まで全国30都道府県に事業所をもち、グループ全体のタクシー車両台数は6,741台(平成21年11月30日現在)に及びます。タクシー・バスを中心とした交通事業を核としながら、分譲マンション等の不動産事業を展開するなど、地域に密着しながら地域の情報源としての役割を担う企業グループです。
タクシー無線は2016年5月31日までにデジタル方式に完全移行するため、タクシー無線機の多くがデジタル対応へと切り替えることになっています。日本通信は、2009年6月19日に発表のとおり、この周波数移行という転換点を捉えた、タクシー業界に通じたモバイルクリエイトならではの携帯電話網を活用したMVNO事業をMVNEとして支援しております。
第一交通産業グループでは、今回の和歌山地区の車両219台への導入後も、全国の他の事業所においても、導入する検討をしています。
モバイルクリエイトの「GPS・AVMシステム 新視令Ⅴforパケット」の導入メリット:
- 和歌山地区では、デジタル方式のタクシー無線を利用した配車システムを219台に導入を行なった場合に比べ、モバイルクリエイトのパケット方式のタクシー配車システムを導入することで導入コストを約25%、運用コストを約10%低減することができた。
- 空港や自衛隊のある付近では、アナログ通信の不感があり、従来のタクシー無線では連絡をとることができなかったが、FOMA®網を利用したVoIPによってデータ通信と音声通話を快適に利用する事ができるようになった。
- 通話品質もタクシー無線に比べて雑音が少なくクリアである。
(サービスイメージ図)
※「AVM」は、Automatic Vehicle Monitoringの略です。
※モバイルクリエイトの「GPS・AVMシステム 新視令Ⅴforパケット」は、日本通信のMVNEプラットフォームを使用しています。
※「FOMA」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
第一交通産業: | 交通事業部資材課(電話:093-511-8850) |
モバイルクリエイト: | 営業部(電話:097-514-3720) |
日本通信: | 営業部 パートナーセールスチーム(電話:03-5767-9145) 広報 (電話03-5767-9130) |
【各社の会社概要】
代表取締役社長: | 田中 亮一郎 |
本社: | 福岡県北九州市小倉北区馬借2丁目6番8号 |
資本金: | 20億2755万円(2009年5月31日現在) |
設立: | 1964年9月 |
事業内容: | 不動産関連事業、子会社管理統括事業(タクシー・バス他) |
http://www.daiichi-koutsu.co.jp/ |
代表取締役社長: | 村井 雄司 |
本社: | 大分県大分市御幸町4組 |
資本金: | 1億1352.5万円(2009年5月31日現在) |
設立: | 2002年12月27日 |
事業内容: | AVMシステム製造販売、ASPシステム製造販売、受託システム開発 |
http://www.mcinc.jp/ |
代表取締役社長: | 三田聖二 |
本社: | 東京都品川区南大井6-25-3 ビリーヴ大森 |
資本金: | 38億18百万円(2009年11月30日現在) |
設立: | 1996年5月24日 |
事業内容: |
日本初のMVNOとしてデータ通信サービスの提供およびテレコム・サービスの提供 およびMVNO向けデータ通信サービスの運営受託とノウハウの提供(MVNE事業) |