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通信電池 b-mobileSIM 出荷開始のお知らせ

2010年4月5日

日本通信、通信電池 b-mobileSIM 出荷開始のお知らせ

日本通信株式会社(以下、「日本通信」という)は、本日、通信サービスとSIM(Subscriber Identity Module)をパッケージした新製品「通信電池 b-mobileSIM(ビーモバイルシム)」を出荷開始しましたので、お知らせいたします。

b-mobileSIMは、NTTドコモの3Gネットワーク(HSDPA、HSUPAを含む)を、上限値300kbps超で使い放題で利用できる通信サービスをSIMとして提供するもので、1年間使い放題で29,800円(月額換算すると2,483円)の製品です。1年間の製品に加え、6ヶ月間使い放題で14,900円、1ヶ月間使い放題で2,980円の製品ラインアップとなっています。

携帯事業者が提供するデータ通信の定額使い放題サービスの多くは、5,000円台から6,000円台となっており、小型ノートPCやスマートフォン、さらに次々と登場してくる次世代情報機器で携帯網を使ったインターネット普及の妨げになっています。日本通信は、このような環境の是正を目指し、全国人口カバー率100%を誇るNTTドコモの3Gネットワークとのレイヤー2相互接続を2009年3月に実現しました。そしてこのたび、SIMロックフリー時代が到来することを前提に、月額2,000円台で全国どこでも携帯網を使ったインターネットを定額使い放題でご利用いただける通信サービスを開発したものです。

携帯網は日々進化しており、固定網に近い高速性を低価格で提供可能な時代をいつかは迎えることは確実ですが、今日の時点における携帯網の原価構造を分析した結果、日本通信は上限値として300kpbs超と設定して2,000円台の定額使い放題サービスをご提供するものです。携帯網を使ったインターネットでは、メールやweb、さらにツイッターやフェースブックに代表されるSNSをご利用の方々が多く、こうした使い方には300kbpsという速度は快適に利用できるとご評価いただけるものと思います。NTTドコモの定額使い放題は、ISP料金を含めると月額6,510円であり、これに比べると日本通信の6ヶ月ないし1年間製品は6割引となっていますので、上記のような使い方をされるユーザの方々にはコストパフォーマンスが極めて高い製品です。

総務省は、4月2日(金)、SIMロック解除に向けて、大きな一歩を踏み出しました。4月3日(土)に総務大臣はツイッターで「公正で開かれたネットワークを創りたいと願う人達の後押しをしてきたいと思います。」とコメントされていますが、大変意義深く、かつビジョンを実現しようとしている点で、日本通信はこれを歓迎する多くの人たちとともに総務大臣の発言を支持します。

固定であれ、携帯であれ、通信が国民生活の基盤、そして多くの産業の基盤になっており、この基盤を活用した新たな時代づくりが進展しています。この新たな時代は、ほんの数社の通信事業者の力で実現できるものではなく、多くのプレーヤーが参画し、お互いに切磋琢磨して競争することで初めて実現するものだと信じています。そのためには、通信設備、通信サービス、通信端末の3つのレイヤーそれぞれにおいて、公正な競争環境が整うことで、多くのプレーヤーが参加し、激しい競争を行うことが必須であり、その結果、通信端末及びユーザ料金の低減、そして通信端末及び通信サービスの多様化につながります。加えて、通信設備競争がさらに健全に加速し、また通信端末メーカーや通信サービス事業者は、各レイヤーの競争激化に伴い競争力を身につけることにつながるからです。

これを政策面から見ると、通信設備と通信サービスとを分けるのが携帯網の開放、即ちMVNO政策であり、通信サービスと通信端末を分けるのがSIMロック解除なのです。

例えば、あるユーザが以下のような要望を持っていた場合、従来はユーザの要望どおりにはいかなかったものが、携帯網の開放、そしてSIMロック解除によって、ユーザは自分の要望どおりのものを手にすることができる時代になるのです。

(1) あのメーカーのあのスマートフォンが欲しい(通信端末)。
(2) 全国人口カバー率100%で、かつ最も安定した通信設備を利用したい(通信設備)。
(3) (2)で選んだ通信設備を、できるだけ安い定額サービスで利用したい(通信サービス)。

3つのそれぞれのレイヤーで競争が進むことで、それぞれのレイヤーにおいて自分が欲しいものを手にすることができる自由な時代が誕生します。

日本通信は、携帯網の開放を世界で初めて実現し、そしてSIMロック解除を推進します。寡占状況著しい携帯事業において、携帯網の開放とSIMロック解除は、ユーザのコスト負担及び利便性、通信端末の多様性、メーカーの競争力等において、大きな変革をもたらす原動力となるからです。

※SIMカードとは、通信端末に差し込んで利用者の識別に使うICカードで、携帯電話番号等が登録されている。
※人口カバー率は、市町村の役場が所在する地点における通信が可能か否かを基にして、算定しています。
※製品の仕様および価格等は予告なく変更になる場合があります。製品に関する詳細は、http://www.bmobile.ne.jp/ をご参照ください。

[PDFファイルPDF 136KB]

■日本通信について

社名: 日本通信株式会社(大証ヘラクレス市場:9424)
代表者: 三田聖二(代表取締役社長)
設立: 1996年5月24日
事業内容:
  • ●MVNOのパイオニアとして、MVNEおよびMVNO事業を展開
  • ●インフィニティケアの名称で法人向けデータ通信サービスをEnd to Endで提供
  • ●bモバイルの名称でインターネット接続商品を提供
  • ●通信電池のコンセプトで機器組み込み型通信サービスを提供
  • ●MVNO向けに、モバイル・ネットワーク、技術、ノウハウ等を提供

*インフィニティケア、bモバイル及び通信電池は日本通信株式会社の登録商標です。文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。