日本通信株式会社(以下、「日本通信」という)は、ng-voice GmbH(本社:ドイツ・ハンブルク、CEO:David Bachmann、以下「ng-voice」という)と、ng-voiceのIMSソリューションと日本通信のFPoSデジタルID技術を統合することで生まれる新たなサービスの開発と実装に向けて協力することに合意しました。
ng-voiceは、世界中のMNOおよびMVNOにハイパースケールIMS(IP Multimedia Subsystem)ソリューションを提供することに焦点をあてたリーディングソフトウェアハウスです。同社のクラウドネイティブで高度に自動化されたアーキテクチャにより、ng-voiceのIMSソリューションは、スケーラビリティと柔軟性を備えており、IMS認証によるデータチャネルなどのIMSの大幅な強化を可能にします。Hyperscale IMSを使用してエンドユーザ間でマルチメディアチャネルを有効にすることで、データチャネルソリューションは、FPoSがデジタル署名付きデータやドキュメントをバックグラウンドで送受信できる、両者間の安全なデータ通信を提供します。これにより、音声セッションとデータセッションを同時に使用しながら、最も安全かつ使いやすい通信が可能となります。
例えば、エンドユーザが電話でショッピングをする時、デジタル署名付きの注文や支払いを送信できます。これにより、使いやすい電話ショッピング体験を提供します。また、行政手続きも電話をしながら、デジタル署名付きドキュメントをバックグラウンドで送信することが可能です。この音声とデータセッションの統合によるユースケースは無限に広がります。
ng-voiceのCEOであるDr. David Bachmannは次のように述べています。
「長年にわたり日本の通信市場に革新をもたらしてきた先駆者である日本通信とのパートナーシップを大変楽しみにしています。私たち両社は、集中と徹底が革新を大きなスケールで実現するという信念をもっています。」
日本通信の代表取締役社長である福田尚久は次のように述べています。
「革新的な技術に注力する2つの小さな企業のパートナーシップを通じ、次世代のモバイルユーザー体験を提供できることを嬉しく思います。インターネットに安全で使いやすいソリューションをもたらすことは、社会にとって最優先事項です。」
ng-voiceについて
ng-voiceは、ドイツを拠点とする通信ソフトウェア開発会社であり、ソフトウェア開発技術と通信技術の専門知識を融合させ、100%ソフトウェアベースの次世代モバイルネットワークの構築に取り組んでいます。ng-voiceの主力である「Hyperscale IMS(IP Multimedia Subsystem) Solution」は、インフラに依存せず、コスト効率が高く、さらに高度に自動化されています。
詳細はこちらをご参照ください。 www.ng-voice.com
■日本通信について
日本通信株式会社は、1996年の創業時から強い信念をもってMVNOという新たな産業を生み出してきた会社です。あらゆるものがデジタル化し通信でつながる今日において、日本通信の特許技術であるモバイル専用線は、その主要システム全てにおいて国際セキュリティ基準のPCI DSS認定を取得し、警察や銀行、クレジットカード業界などの厳しいセキュリティ要件が求められる分野で採用されています。さらに日本通信は、世界最高水準のセキュリティを確保しつつも、利便性を損なわずに本人認証と取引内容の改ざん防止を可能とし、スマートフォンで金融取引を含めて社会全体で利用できる安全・安心・便利なデジタルIDの共通プラットフォーム化も進めています。日本通信は今後も、チャレンジャーであり続け、安全なモバイル環境が、国境を越えた社会インフラになることを目指してまいります。
※文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。